『風が強く吹いている』(三浦しをん)
を、読んじゃった、一気に。 (懇切丁寧な文じゃないので何のことだか分からない部分があると思います。ごめんなさい。気になったら是非読んでみてくださいね) 浜松まで鈍行で行く(そして帰る)用事があったこの間の日曜日。 子連れじゃないのをいいことに読書三昧。 で、帰りの自分の降りる駅についた時には予選会が始まる直前の件じゃないのさ。・・・ここで閉じるワケにはいかない。駐輪場までの道のりも文章に釘付けでした。(さすがにチャリをこぎながら本は読めなかった) 帰ってからも途中でやめられなくなってしまい、ついに午前3時までかけて読みきってしまいました・・・1時間後には夫様が起床する時間・・・さすがに翌日はキツかったけど、それだけのパワーがある文章だった。 なんていうか・・・私の場合、全く運動部に縁がないので陸上競技なんて知らない世界(箱根駅伝は毎年見てるけど)。だからこそのめり込んで読みきれたんだと思う。音楽モノだとちょこっと手を出した分野だけに色々雑念が入り込みそうなんだもの。それから今自分がこの年齢、この状況だからこそ彼らの気持ちや状況を理解してふかーく色んなことに思いを巡らすことができて、よってじんわり泣けたんだと思う。 それにね、やっぱり個性派男子の集団は魅力的だよ~。題材として。 女子の入る隙(ちょっと出てくるけど、カレーの脇の福神漬けくらいの位置だもん)が無いくらいの「青春!」って、すごいよ。 出てくるのが高校生じゃなくて大学生ってのも、こちらの感覚としてもまだリアルに残ってるから余計に入れ込めた。 壮大なファンタジー・・・だれかが言ったみたいだけど、こういうファンタジーなら大歓迎だ~! きっと私の位置は「王子」なんだろうな。あんなに漫画オタじゃないけど、まったく長距離走ダメだもん。 すぐあきらめちゃう所もあるから「ニコチャン」でもあるかも。 彼らのおかげで、今取り組んでることも投げずに頑張れそう。 言い訳しない強さを身に着けたいものです。 そう。ハマリついでに漫画の方も読んでみた。(ヤン・ジャンのコミックで全6巻)あまり原作をいじりすぎず、でも脇役たちのバックボーンの部分を原作以上に書き込んであるのが好印象。やっぱりニコチャン先輩が人一倍気になった。 次は映画(DVD)だ!
by shizu-chiru
| 2010-05-27 20:35
| 読書
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